iOSアプリ開発を主なテーマとするテックカンファレンス iOSDC JAPAN 2018、
開催3年目となる今年は8月30日から4日間に渡って早稲田大学西早稲田キャンパスで開催されます。
運営に応募されたおよそ540のプロポーザルの中から、今回もまた我が株式会社キュリオシティソフトウェアの代表取締役(@yimajo)のトークが採択されましたので、本人の意気込みと共に見どころをご紹介します。
8/31(金) Track B 17:40 ~ (30分) @yimajo
採択テーマ:
Swiftの生みの親によるasync/await for Swiftを徹底解説し、新しい非同期処理の手法を理解する
こんにちは、最近はなんだかアマチュアスポーツ関係で嫌なニュースが続いたり、夏らしく寝苦しい夜が続いていますね。
ところで、皆さんはasync/await
を知っていますか?
2012年にC#で導入された非同期処理の手法で、そこから様々な言語やプラットフォーム、そしてライブラリなどでも取り入れられました。具体的にはJavaScript, Dart, Kotlinなどで有名ですね。
そして、2017年、その非同期処理の主流となっているasync/await
を言語レベルでサポートするというプロポーザルのドラフトが、Swiftの生みの親であるクリス氏によってMLに投稿されたのは皆さんのご記憶にあたらしいことでしょう。
しかし彼のドラフトから読み取れる本当に重要なことはSwiftコンパイラがコルーチンサポートを導入することです。
async/await
というのはコルーチンサポートによる結果の一つでしかなく、コルーチンサポートが実現することはasync/await
だけではありません。実際、C#では2005年にコルーチンが導入されたことでyield
が使えるようになり、それによって2012年にasync/await
が生まれたという背景もそれを物語っています。
我々がSwift 5で直面するコルーチンとは一体何なのでしょうか?
本セッションでは、来るべきSwift 5時代の新しい非同期処理に備えることを目的としたトークをする予定です。絶賛資料作成中ですのでご期待ください!
それでは会場でお会いしましょう...!